薬局でのサービス
かかりつけ薬剤師
1 頼りになる「かかりつけ薬剤師」
「かかりつけ薬剤師」とは、あなたのお薬の服用記録や体質体調を管理し、適切な調剤を行ってくれる薬剤師のことです。
2 「かかりつけ薬剤師」が頼りになる理由とは
- 医師や介護関係者と連携して、安心安全なお薬を提供します。
- 患者さまそれぞれの体調に合わせ、わかりやすく丁寧にお薬の説明をします。
- ご自宅にあるお薬や健康食品等についても安全性を確認し、お薬手帳に記録します。
- お薬を渡した後も体調変化等のご相談に応じます。
- 飲み残しや飲み方のわからなくなったお薬を整理します。
- 夜間や休日などでもお薬に関するご相談は、24時間いつでもお受けします。
3 これであなたの「かかりつけ薬剤師」
「かかりつけ薬剤師」をもつためには、「薬剤師の指名」が必要です。
国が定める一定の要件をクリアにした経験豊かな薬剤師の中から、ご希望の薬剤師1名のみご指名いただきます。
4 よくあるご質問(Q&A)
- Qお金はかかりますか?
- A「服薬管理指導料」の代わりに「かかりつけ薬剤師指導料」として、次回から60~100円(3割負担の場合)を追加でお支払いいただくことになります。
- Qかかりつけ薬剤師を変更することはできますか?
- A出来ます。月内での変更はできませんが、1カ月単位で変更可能です。
- Q指名した「かかりつけ薬剤師」に毎回対応してもらえますか?
- A基本的に「かかりつけ薬剤師」が対応いたしますが、当日の勤務状況により、他の薬剤師が対応させていただく場合があります。
- Qかかりつけ薬剤師は、どの薬局で選んでもいいですか?
- Aどちらの薬局でもお選びいただけます。ご自宅や職場に近い薬局で選ぶことで、いつでもすぐに相談できます。
薬剤師のサポート
服薬方法のお悩みにお応えします
最近、「飲み忘れが多い」「薬が多くて、飲み間違いが心配」「大きな錠剤が飲みにくい」などのお悩みはありませんか。
このような服薬方法のお悩みにお応えします。
- 一包化
- 一度に飲む薬を、服用時点ごとに一包にまとめます。複数の医療機関の薬を一緒にまとめることもできます。
- 剤形の変更
- 大きな錠剤が飲みにくい時は、粉薬や口の中で容易に溶ける剤形への変更をしたり、錠剤を粉砕したりして飲みやすくすることも可能です。
ご自宅のお薬を整理します
ご自宅の薬箱に飲み残しの薬はありませんか?
残っている薬の中身や保管状況を確認し、使える薬か不要な薬かを判別し、整理いたします。
残っている薬は、薬局へご持参くださるか、必要に応じてご自宅に訪問して確認することも可能です。
ポリファーマシーへの取り組み
特に高齢者になると、1日に多くの種類の薬を飲まなくてはいけなくなることがあります。これをポリ(多くの種類)ファーマシー(薬)と言います。多くの薬を飲むことで、飲み合わせの悪さから思わぬ副作用が出たり、不要な薬を重ねて飲んだりすることがあり、それが社会的な問題になっています。
私たちは、皆様が飲んでいる薬を全て把握し、処方医と連携することで、飲み合わせの悪い薬や不要な薬を重ねて飲むことがないよう取り組んでいます。
医療安全対策への取り組み(プレアボイド)
プレアボイドとは、予期できる有害事象を未然に防ぐ、あるいは重篤化を防ぐことを意味します。私たちは、患者様から基本情報(性別・年齢、病歴、アレルギー歴、副作用歴など)をお聞きし、過去のお薬や現在飲んでいるお薬の状況を把握することで、適正な処方であるかどうかをチェックします。それによって、副作用の発生、治療効果の低下、経済的損失などの有害事象から患者様を守ります。
残薬の管理
飲み残したお薬の数を確認し、処方医と相談して、処方日数を調整します。
また、なぜ薬が残ったのか、その原因をお聞きし、処方医と連携をとりながら、服用時点ごとに一包におまとめしたり、飲みやすい服用時点に変更してもらったりします。
服薬指導とフォロー
皆様がお薬を有効に、そして安心して安全に使用できるよう、正しい薬の使い方を説明したり、起こる可能性のある副作用を説明したりしています。(服薬指導)
また、お薬をお渡しした後に、必要に応じて、お薬が効いているか、有害な副作用が起こっていないかをお電話などにて確認させていただいています。(フォローアップ)
服薬支援グッズ おくすりBOX,カレンダー
つい飲み忘れてしまう方、たくさんある薬を整理したいと思っている方。薬局では、それにお応えできるグッズを取り揃えています。
【お薬BOX】
服用時点毎にお薬を整理できる。いつもお薬を飲む場所に!
【カレンダー】
壁掛け式で、いつどれを飲めば良いかわかりやすい!
高度な薬学管理
抗がん剤や麻薬などは、ご自宅で厳重な保管管理が必要であり、薬の飲み方ををしっかり守っていただく必要がある薬です。そのため、処方元の医療機関と連携しお薬をお渡しした後の副作用の状況確認や対応を行っています。
専門的な薬学管理
薬剤師の専門資格の取得を推奨しています。認知症や糖尿病、漢方治療など専門的な服薬指導に対応できる薬剤師の養成を進めています。
- (主な資格)
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- ・研修認定薬剤師(日本薬剤師研修センター)
- ・認知症認定薬剤師
- ・糖尿病薬物療法認定薬剤師
- ・漢方薬・生薬認定薬剤師
- ・プライマリ・ケア認定薬剤師
- ・地域薬学ケア認定薬剤師
IT化の推進
品質をつくる。それは何より環境をつくること
私たちは「品質を確保するにはITの活用が有効」という考えのもと、積極的にシステムを導入しています。
カウンセリングの時間を十分に確保し、患者さまとしっかり向き合い、寄り添う存在であること。そのために私たちは挑戦し続けます。
「迅速・正確・信頼」の実現に向けた調剤システムの導入
チューリップ調剤では、時代にあった最新機器の導入につとめ、スピーディーで安全性の高い調剤システムと監査システムを実現しています。
患者さまの待ち時間をできるだけ短くするとともに、薬剤師の省力化で得られた時間を活かし、余裕をもってカウンセリングを行うことで、安心安全な服薬につなげています。
徹底したインシデント対策で患者さまの安心・安全を確保
患者さまの安心・安全を確保するため、ヒューマンチェックに留まらず、IT化を進め調剤監査システムをフルに活用し、正確でスピーディーなサービスを提供しています。
また、より正確な調剤を徹底するために、薬歴の電子化によって複数の医療機関を受診される患者さまのお薬を一元管理し、飲み合わせのチェックや飲み間違いの防止に役立てています。。
タブレット端末を活用した情報システム
在宅業務では、薬剤師がタブレット端末を持ち、患者さまの薬歴を確認したり、服薬指導、健康情報の提供などに活用しています。
コミュニケーションの充実とスタッフの情報共有をはかり、安全性をこれまで以上に高めています。